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キシラデコールも水性の時代に

 何年か前のDIYショウで水性のキシラデコールが紹介されていたのを思い出しました。浸透性の防腐塗料に水性では性能的に届かないだろう・・・と思いながらやり過ごした記憶があります。
 あれから数年(だと思いますが)たち、久しぶりにキシラデコールを買いにジョイフル本田に行ったら、置いてあるのは水性ばかり。しかもポリエチレン製の水性塗料ではもうおなじみになった容器になっていました。
 値段は油性と同じでした。今回は既存のデッキも塗り直しがあるので、いつも買っている3.4Lを迷わず選択。
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 色はいつもと同じウオルナット。説明書によれば油性とわずかに発色が異なるとのこと。塗ってみると、アレアレ!色がちがうよ~~。まるでねずみ色。それもドブネズミの色なのです。こりゃ油性とわずかに違うってうそだろってそのときは思いました。あらためて説明書を見ると、「本来の色になるのは時間がたってから」と書いてあるのでしばらく待っていると、アラ不思議!10分もするとみるみる茶色になってきて、まさにウオルナットになりました。

 塗ったときの感触は、刷毛の運びでは土間を掃除しているような音がします。というか、音がしているかのような感じです。ザー・・・っていう、油性のように音もなく広がって浸透していく、というのとは違います。塗料の伸びもなくてゴテゴテしている感じです。これでホントに浸透性なのか?と疑ってしまうような感じなのですが、予想に反して、油性ほどではありませんが、すぐ浸透していきます。
 伸びないのでたれシミはなさそうだと思ったのですが、喜んでいい加減に塗ってしまうとやっぱりたれシミは出ます。

 製品のカタログに油性との比較表が載っています。
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 塗りやすさに○がついています(油性は◎)が、他の(皮膜を作る)水性塗料と同じ程度です。油性に慣れているとちょっとイライラして水を足したくなりますが、キシラデコールは水を足してはいけないようです。刷毛が水洗いできるのは水性のメリットだと思います。
 臭いは油性は△、水性は◎で表示通りです。私は溶剤系塗料のあの臭いが嫌いじゃない(ちょっとアブナイ)のでおもしろくありませんが、一般の人向けには良いんじゃないでしょうか。
 その他、皮膚のアレルギー体質の人に対してはどうなのか書いてありませんが、油性よりは水性のほうが優しいのではないかと思います(根拠なし)。

 なお、塗装方法の説明で、準備する道具の中に「軍手」が書いてありますが、キシラデコールは革の手袋がお勧めです。軍手ではしみ込んでしまって手が汚れます。

 続いてカラーバリエーションと乾燥時間表です。
20120508b
 ネットで調べると、まだ金属缶のものばかりが出てきて、色も8色程度の表示になっていますが、このカタログでは10色です。一番むずかしそうなタンネングリーンがありますが、耐久性がどうなのか知りたいところです。(自分で塗ってみれば良いって?)
 容量も、このカタログでは油性と同じ容量の3種類。私が買ったものはこれの3.4L。ネットだとキリの良いリットル数が多いようです。金属缶とラインナップが違うのかも知れません。
 そしてさらに困るのは、乾燥時間が目安として4時間以上となっていますが、ネットでは2時間となっているところもあって、金属缶とポリエチレンパックとでは別の製品であるかのように思えてしまいます。
 本家の日本エンバイロケミカルズのHPくらいは早いうちに更新して欲しいものです。

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 良い評価とシブイ評価いろいろしましたが、おそらく最も困難だったと思われる浸透性の防腐剤で水性の製品を開発して、油性と同価格で提供してきたメーカーの努力はすごいと思います。そして使い終わったら捨てる一手だった金属缶からポリエチレンパックへの変化もこれまたすばらしいと思います。
 「やれば出来るじゃないか」とユーザーは簡単に言いますが(私も一ユーザーですが)、メーカーの努力あっての成果だと思います。メーカーの技術者さん、ありがとうございました。

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 しばらく使ってみて、弱点が出てきました。
 使うときはペール缶に小分けしていますが、「分離した底の塗料が消えるまで良くかき混ぜるように」みたいな表示があったので、良く振って小分けしていました。そのときキャップから漏れないようにときつく締め付けていたら、次の写真のようにキャップが割れてしまいました。
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 キャップの開け閉めはまだ数回程度なのに、きつく閉めただけでこれではちょっと困りものです。ただ、キャップの構造から、ほんの少しのヒビ程度ならすぐ漏れるわけではありません。写真のように大きく口が開くと漏れ出します。
 灯油などのポリタンクはゴムパッキンで密閉されるようになっているのに、この製品はゴムを使いたくないと見えて(気持ちは分かるのですが)、同じ素材だけで作られています。それなら頭部を肉厚なものに変えるとか、なんらかの改良をして欲しいところです。

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